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横田建築設計事務所
yokota design office


清和かじか園
閑静な住宅街の角地に建つ、0ー2歳児を預かる小規模保育所です。 矩形の敷地に対して面落ちと通り芯を傾けることで、隣接する住宅や道路と正対しない構成としました。

外部に必要な機能やスペースを矩形から切り落とすよう減算していき、常時影が落ちる暗い外壁の敷地南側マンションと正対を避けて隣地庭や駐車場の微かに開けた側への眺望と陽が差し込む保育室を目指しました。 建築の通り芯を45°回転させた区画や道路形状から捻れたシークエンスは、借景を活かした見え隠れする緩やかな連続性と分節を齎します。


隣地には園内の音が伝わり難く、保育室からの視線は住宅と住宅の間の対角を抜けて広がり、住宅の合間から保育室へ日が差し込みます。 内部はカーブする大小の開口を持つ壁で保育室を緩やかに区切ることで、保育士にとっては視認性が高く、子供たちにとっては居心地の良い場所を選べる多様性をもたせました。

data
用途:保育所
竣工:2019.03
規模:155.7㎡
敷地:高知県高知市
構造設計:yAt構造設計事務所
施工:建築企画曽我
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