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横田建築設計事務所
yokota design office



清和まつば園
アンパンマン列車が走る土讃線沿の住宅街に建つ企業主導型保育所+病児保育所です。 1階は0~2歳児、 2階は病児を預かる施設として二次感染抑止に配慮しながら職員室を含め複数の保育室の子ども達がお互いを知覚できる構成を目指しました。

敷地は96年から始まった土讃線の高架化により線路と道路が造られ、それまでは”裏”であった南側が前面道路となった土地である。通り沿いは新しい建物は土讃線側から出入りする造りとなっているが以前のままの家屋もまだ残っている。 病児・病後児保育室を併設した保育所を計画するにあたり、その名残である北側の袋小路や土讃線の先、かつては裏であった緑地やテニスコートなど開けた側を活かせないかと考えた。

interior
exterior / void
必要室として罹患した子どもが使用する部屋と占める面積割合が大きい。建築として開く方向は隣地の住宅が近くそちらは避けたいため限定的である。そこで屋外と変わらない照度環境となる抜けの良いエントランスホールによる採光と視線上の開きと、隣地住宅を避けた位置での換気上の開きを分ける計画とした。 表裏の建物が混在する南北の通りからアクセスし各室へはホールを介して東西へ。屋外照度と連動しファサード化するホールへ開いた各部屋の視線と光は立体的に交錯し、異なる場の動きや気配を縦横に伝播する。

data
用途:保育所+病児保育所
竣工:2019.9
規模:172.7㎡
敷地:高知県高知市
構造設計:yAt構造設計事務所
施工:建築企画曽我
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